③注文からお会計、退店まで

上手な過ごし方と会計 バーについて

さて、無事に注文ができた後はお酒の提供を待つだけです。
ここでは、注文してからのバーの楽しみ方について説明したいと思います。

お酒が出てくるまでの間

注文してからお酒が出てくるまでは、あなたは基本的には待つだけです。
誰かと一緒に来店していた場合はその人と話をして待つことが多くなるでしょう。

もし一人で来店している場合は、提供するお酒を準備しているバーテンダーの動きを眺めるのが個人的にはおすすめです。
精錬されたバーテンダーの動きは無駄がなく、かつ丁寧で、眺めるだけでも価値があると思います。
また、様々なカクテルなどが作られる工程を見ることができるので、お酒に対する教養が深まるというメリットもあります。

バーでの過ごし方

さて、注文したお酒が手元に届いたら、あとはそれを楽しむだけです。
その際に気になる点について説明します。

お酒を飲むペースは?

お酒を飲むペースについては、個人差があるのでそれほど気にする必要はないと思いますが、よく言われる目安は、
ショートカクテルは15分以内、ロングカクテルは30分以内
とされています。

ショートカクテルとは、脚がついた逆三角形型のカクテルグラスで提供されるカクテルのことです。
ショートカクテルはロングカクテルと違い、氷が入っていない状態で提供されるため、出てきたタイミングが一番冷たく、ぬるくなる前に飲み切る方が美味しく味わえます。
その目安が15分以内とされているのです。
ショートカクテルの正式名称は「ショート・タイム・カクテル」であり、そもそも短い時間で飲むことを前提として作られたカクテルです。

とはいえ、ショートカクテルはアルコール度数が高め(30%以上)のものが多く、15分以内に飲み切るのは、お酒に強い人でないと大変だと思います。
ですので、ショートカクテルに限らず、お酒を飲む場合は自分のペースで飲むようにするのが一番ではないでしょうか。
目安のペースに縛られすぎてベロベロになってしまったり、お店に迷惑をかけてしまっては本末転倒です。楽しんでお酒を飲むようにしましょう。

2杯目以降の注文の方法は?

2杯目以降のお酒を注文したくなった時は、バーテンダーへ視線を合わせるようにしましょう。
その行為で、バーテンダーはあなたが何かの要求があると気づいてくれます。
間違っても手を上げて、大きな声で「すいませーん」と言ってはいけません。

バーテンダーは、常に店全体のことを気にかけています。
カクテルを作っている時も、他のお客さんと話をしている時であっても、周りの状況を把握しているので、あなたのグラスのお酒が残り少なくなった段階で「もうすぐ呼ばれるかな」と予測しながら行動しているのです。

ただし、バーテンダーも人ですので、いつでもすぐに気づいてくれるとは限りません。
バーテンダーの様子を伺い、少し余裕のあるタイミングを見計らって合図を送るのが良いでしょう。
お客として来店してはいますが、お店側の都合も考慮ながら行動できるとスマートですね。

お会計の方法から退店まで

お会計をしようとする際も、大きな声でバーテンダーを呼んではいけません。
注文時と同じようにバーテンダーに目線を送り、要件を聞きにきてくれてから「お会計お願いします」や「チェックお願いします」と伝えましょう。その際、支払い方法(現金、クレジットカード、QR決済)も伝えておくと後の会計がスムーズに進みます。
バーテンダーと距離が離れている場合は、両手の人差し指をクロスさせて「×」のマークをつくれば、会計の合図となり、バーテンダーに意図が伝わります。

お会計は基本的には座席で行うことになります。
①バーテンダーが座席まで支払い金額を伝えにくる
②その場でバーテンダーへ現金を渡す
③バーテンダーは一度バックヤードへ戻り、お釣りや領収書を用意する
④再び座席でお釣りや領収書を受け取る
というのがおおまかな流れとなります。
クレジットカードでの支払いの場合もこれと同じ流れとなりますが、サインや暗証番号入力などの対応が必要となります。

さて、支払いが終わったら、次のお客さんのためにも速やかに退店するようにしましょう。
退店時には「ごちそうさまでした」や「ありがとうございました、また来ます」など、お店側へのお礼を伝えることも忘れないようにしてください。

まとめ

いかがでしたか?
ここでは注文からお会計、退店までの流れを説明しました。
マナーなどは難しく考え過ぎず、その場の雰囲気を壊さないよう常識的に振る舞えば問題ありません。

バーに行くことに限らず、初めてのことをする時は、最初の一歩を踏み出すのが大変ですね。
しかし、その一歩を踏み出した先には、今まで体験したことのない新たな世界が広がっています。
このブログを参考にして、バーの楽しさに気づく人が一人でも増えてもらえれば幸いです。

さぁ、バーに行こう。

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