バーと聞くと、お洒落で大人なイメージがありますよね。
そんなお洒落なバーに自分も行ってみたい!と思っても、バー初心者には「どこのバーに入ればいい?」「どう注文すればいいの?」「マナーは?」「料金は?」など不安がたくさん…
そんな悩みを少しでも解決できるよう説明いたします!
今回は準備編として、バーの基礎知識を中心に解説いたします。
バーの種類
バーには場所や雰囲気(スタイル)などによっていくつかの種類に分けられています。
1.オーセンティックバー
2.ショットバー
3.ダイニングバー
4.コンセプトバー
5.ホテルバー
ざっと分けて上記の種類がありますが、ここでは1のオーセンティックバーについて説明します。
オーセンティックバーって?
「オーセンティック」とは「本物の」という意味の言葉で、バーカウンターがあり、カウンター越しにバーテンダーがお酒を提供してくれるバーです。
多くの酒類が並び、お酒への知識、カクテルを作る技術、ホスピタリティの高い接客技術を兼ね備えたプロのバーテンダーが水準の高いお酒を提供してくれます。
多くの人がバーと言えば、このオーセンティックバーを想像するのではないでしょうか。(映画やドラマなどで、俳優さんがカウンターに座ってウイスキーを飲んでいる…みたいなイメージです)
お酒を楽しむことがメインとなりますので、フードメニューは少ないところがほとんどです(あくまでお酒に合わせるための軽食程度)。ですので、食事は別のお店で済ませるなどしておく方が良いでしょう。
また、落ち着いた雰囲気の中で、静かにお酒を楽しむ場所ですので、ある程度のドレスコードやマナーなどが求められます。
お店の選び方
オーセンティックバーの基本的なことがわかったところで、次は実際に行ってみるお店探しです。
すでに行ってみたいお店が決まっている場合はそこへ向かうのが一番ですが、バー初心者でそういう人は稀だと思います。
ここではお店の選び方について解説します。
① 知り合いに聞く
会社の上司や先輩、友人など、バーに行くような人が身近にいるなら、その人におすすめのお店を聞いてみるのが良いでしょう。
聞いておくべき内容としては
①場所
②入口(隠れ家的なお店だと、入口を見つけられないこともあるので)
③雰囲気
④価格帯(予算)
といったところでしょうか
大切なことは、恥ずかしがらず、バーに行くのは初めてだと伝えておくことです。
そのことにより、入りやすいお店を紹介してくれるでしょう。
② 飲食店の店員さんに尋ねる
もし、すでにどこかの飲食店で食事をしているなら、そのお店の店員さんにおすすめのバーを聞いてみるのも良いでしょう。
飲食店のオーナーは横のつながりも大切にする人が多く、知り合いのお店を紹介してもらえたり、穴場のお店を教えてくれることもあります。
この場合も①の時と同様に、バーに行くのは初めてだと、きちんと伝えておくことが大切です。
③ インターネット・SNSで調べる
食べログやぐるなびなどのサイトや、TwitterやInstagramなどのSNSで調べるのも一つです。
インターネットでお店を調べる際のメリットとしては、
①写真でお店の雰囲気が事前にわかる
②おおよその予算がわかる
といったことがあげられます。
お店の内装などを見ていて「あっ、このお店かっこいいなぁ」、「こんなところでお酒を飲んでみたいな」など、自分の中での直感で選ぶことも大切です。
注意点としては、一つのサイトだけの評価で決めず、必ず複数のサイトで評価を確認するようにしましょう。
SNSについては、カジュアルバーなどは開設してるお店が多いのですが、オーセンティックバーではあまり多くはないのが現実です。
これはバーとしての特徴の違いによるものだと思われます。
前述した通りオーセンティックバーは、落ち着いた雰囲気の中で、静かにお酒を楽しむ場所です。
そのため、お店の中でスマホをかざして『映え』を求める、というのは本来のオーセンティックバーの楽しみ方から少し逸脱していると言え、SNSを開設しているお店が少ないのだと推測できます。
※新型コロナの緊急事態宣言時に、営業時間等の情報提供のためSNSを開設しているバーも増えてきました。
ですので、SNSでの情報収集は、実際にお店に行った人の体験談を中心にチェックするのが良いでしょう。
服装について
一般的なオーセンティックバーの場合、あまりカジュアルすぎるのは好ましくありません。
短パンやサンダル等は避け、ジャケットや襟付きのシャツなどを選択しましょう。
※ホテルバーでは、明確にドレスコードが定められているところもありますので、ホテルのフロントへ確認しておくのが良いでしょう。
料金について
バーでは主に次の3種類を合計した金額が支払い金額となります。
①ドリンク代
注文したドリンク代です。
お酒の種類、お店によって異なりますが、一杯1,000円〜2,000円くらいが一般的です。
②チャージ料
オーセンティックバーに限らず、多くのバーにはチャージ料というものがあります。
これは席料のようなもので、お店に入って席に座った時点で発生する料金です。
チャージ料の金額はバーによって異なりますが、一人につき500円〜1500円くらいが一般的です。
③サービス料
ドリンクの提供やその説明など、お店でのサービスに係る料金です。
全体の10%として設定されているお店が多いようです。
※②のチャージ料と③のサービス料は、どちらか一方のみのお店もあります。
上記を基に計算すると、一人でお店に行き3杯飲んだとしたら会計は、
消費税を含めて9,000円くらいでしょうか。
現金だけでなく、クレジットカードが使えるお店は多いですが、PayPayなどのQR決済に対応しているかはお店によるようです。
一人で行く場合、クレジットカードの他、1〜2万円の現金を持っていくと安心ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
少しでもバーについての疑問が解消できれば幸いです。
次回は実際にお店に入店してからの流れや、注文の仕方などを解説したいと思います。
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